人気の中高一貫公立学校の落とし穴

近年、中学校と高校がエスカレーターで進学できる、中高一貫の公立学校がたくさん設立されています。
小学六年生の時に受験を受け、合格すると高校受験を免除できる制度で、ほとんどの場合が地元でも進学校とされる高校へ進学できるため、子供の進学を願う保護者の間でも人気となっています。
しかし、実際の学校の授業内容を確認せずに合格し、後々、子供が苦しむ事態も多々起きているため、よく考えて受験することが大切です。
中高一貫校の特徴として、ほとんどの場合で大学受験を目標に定めた授業内容を組んでいることが挙げられます。
大学受験を目指す学校では、早朝から始まる厳しい補講や数多くの模試など、進学校ならではの予定が組まれることが多く、子供たちは心身共に鍛えられます。
そのような環境に対応できず、ストレスで不登校になったり、心療内科に通わざる得ない状況になる子供がいる現状をよく知っておくことが大切です。
中には、学校をドロップアウトしてしまう子供もおり、保護者や子供自身は、中高一貫校に合格しても安心せずに過ごすことが求められます。